脳梗塞リハビリ、「字が」書けた【入院中】
脳梗塞リハビリ、「字が」書けた【入院中】
入院している患者さんですが字が書けた！と喜んでいました。性格のいい人で優しくて素直でとても品格のいい人でした。奥様もできている人で優しい喋り方をしていましたね。
奥様は「あなた字を書いてみて、無理して、書かなくてもいいけどね、書けると思ったら書いてみて。戸田先生ありがとうございました」と書けるかな、書けたのよ、あなた。
私がいないところで頑張って書いていたのですね。すごいじゃありませんか。
あなた、戸田先生のおかげですよ、あなた。 患者さんは喜び笑顔になって自分の書いた文字に目を止めていました。奥様もにっこりとして、涙が溢れていました。ご主人も奥様も嬉しかったのでしょうね。
奥様はご主人が、脳出血になって可哀そうと何回も何回も私に言っておりました。
主人が、まさか脳出血なるとは思ってもいなかったと言っておりました。
人って病気になって初めて気がつくものですね。その時は遅いかもしれませんねと奥様は真剣な顔つきで私におっしゃっておりました。
